日本勢の可能性は
トヨタの計画は魅力があり、計画も早く、計画と現実的意味の変動は大きいが、世界のほかの場所にもあるため、各誌は最高評価を与えることはできなかった。CNNは「日本の空飛ぶ車は勝ったのか」という見出しで、Uberなどの最高時速は220~230キロに達したが、トヨタは100キロで止まっていると論じた。
日本の自動車業界が優れていることは各誌も認めているが、流行リードできないのはなぜだろうか。『ビジネスインサイダー』はトヨタの弱点について、「陸と空の両用を目指したことが足かせになった」と分析。タイヤと駆動装置が付いており、機体の重さを抑えることが難しい。
今後の発展において、地上走行、レジャー目的への特化、区別化の模索も考慮しなければいけない。『フォーブス』は、家庭用とタクシーのほか、空飛ぶ車はレジャー、救急車、軍事などの方面にも活用できるとした。CNNは、トヨタのプロジェクト責任者の「どの企業でも最初の開発を行うだけでなく、長期的に価値のある安定したビジネスを構築することも非常に重要だ」という言葉を掲載した。
実用を目的としたドバイのUberは一歩先を行っているが、日本のトヨタが描く未来は世界とやや差がある。東京オリンピックを契機に、トヨタが娯楽分野で世界に名が知られることに期待したい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月26日