AIが日本の大学入試に参加 成績は8割の学生より上

AIが日本の大学入試に参加 成績は8割の学生より上。人工知能(AI)は「意義」と「情緒」を説明することはまだできないが、17世紀の海上貿易に関する優れた文章を書くことはできる…

タグ:日本 大学入試 ロボット

発信時間:2017-09-13 15:42:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 人工知能(AI)は「意義」と「情緒」を説明することはまだできないが、17世紀の海上貿易に関する優れた文章を書くことはできる。

 

 今年4月に行われたTEDカンファレンスで、AI専門家の新井紀子氏は自身が開発した「東ロボ」を紹介した。このロボットは訓練を受け、東京大学の入学試験を受けた。

 

 「東ロボ」に大学入学資格はないが、入試で優秀な成績を収め、学生の80%を上回った。入試は7つの部分からなり、数学、英語、科学などの試験のほかに、600字の文章も書いた。

 

 新井紀子氏は、喜ぶのは時期尚早で、警戒すべきだとの考えを示した。新井氏によると、すべての証拠がロボットが多くの仕事を奪うことを表している。まずは製造の仕事、次に技術力の低い仕事、さらに専門職も脅かされ、ここから教育に欠陥があることがわかる。

 

 ロボットに「意義」を理解させるため、新井氏は研究し続け、「東ロボ」の行動が子供と似ていることを発見した。事実を受け入れ、繰り返し考え、混ぜて理解していない。問題は「東ロボ」やその他のAIがある時期に人間の記憶や感知を超えることである。これを避けることはできない。コンピュータは機械的に事実を照合し、その能力は人間の脳よりはるかに優れている。

 

 人間にも優位性はある。例えば図案の識別、創造の仕事、問題の解決などである。私たちは読んで理解できるが、現在のコンピュータではまだできないという。

 

 「東ロボ」も間違える。150億の言葉を知っているが、子供でもわかる簡単な選択問題で回答がわからないことがある。その後のテストで、新井氏は簡単な読解問題でも中学生の3分の1が間違え、簡単な問題でも悩むことに気づいた。

 

 新井氏は、「新型の教育スタイルを討論する必要がある。子供は事実を受け入れるだけでなく、分析し、重要なものを見つけなければいけない。人間がAIとどのように共存していくかを有力な証拠をもとに慎重に考える必要がある。時間は多くない。すぐにやるべき」と話した。



 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月13日



TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで