
米国の中国語サイトによると、ハリケーン「イルマ」は9月10日未明に熱帯低気圧に変わり、米ジョージア州南部に向かっている。ハリケーンによりフロリダ州の620世帯で停電し、復興作業が進められている。フロリダ州在住の華人によると、36時間もハリケーンから身を隠し、スーパーの水や食べ物は売り切れ、ガソリンスタンド10カ所のうち9カ所でガソリンがなくなった。
フロリダ州で生活して6年になる謝超さんは、ハリケーン上陸時の「逃亡生活」について、「36時間もハリケーンから身を隠し、ガソリンスタンドからガソリンがなくなり、ホテルも予約で埋まり、ハリケーン上陸時は非常に恐ろしかった」と語った。
謝超さんはマイアミ・デード郡の南西端に住んでおり、エバーグレーズ東部ではハリケーンはマイアミを通ると言っていた。彼女の家はハリケーンの目になり、壊滅すると思ったが、西にそれた。それでも彼女の家は大きな影響を受けた。
謝超さんは当時の状況を次のように話した。一家全員でマイアミからタンパに移った後、パナマシティに行った。ハリケーンが西にそれたのを確認し、引き続き北上することにした。最初の3日間はずっと移動し、最後にようアトランタに着いた。渋滞がひどく、途中2カ所に止まった。どこにいってもガソリンがなく、渋滞もひどかった。ガソリンがなくなりかけた時が最も暑かったが、どのガソリンスタンドにガソリンもわからず、車のエアコンもつけられなかった。最後は細道を行き、ガソリンスタンドもなく、非常に長く感じた。アトランタの高速道路を走る車の3分の1がフロリダ州から来た車だった。途中でホテルの予約も取れなかった。ハリケーンがどこを通るか予測できなかったため、東に行くべきか西に行くべきかもわからず、事前にホテルを予約できず、目的地に着いてから状況を見てホテルを予約した。しかし、翌日の予約は取れなかった。どうしたら良いのか本当に焦っている。
謝超さんによると、ハリケーンが来る1週間前にスーパーの水と食べ物が売り切れ、ガソリンスタンド10カ所のうち9カ所でガソリンがなくなった。また、多くの場所で12時間から24時間の夜間外出禁止や通行止めになった。多くの地元住民がフロリダ州を離れ、フロリダ州を離れられない人は避難所に行った。当然、自宅にいる人もいた。
謝超さんは、「マイアミで生活して6年になるが、最大のハリケーンだった。人間は自然災害の前ではちっぽけだと感じた。ピンチの時に無力で、災難と戦争は人間にとって最も恐ろしいものだと思った。そのため、平和な生活を大切にしなければいけない」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月13日
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