ロイター通信の10月10日の報道によると、今年の過去数カ月間、日本のホンダとトヨタは中国での売り上げを伸ばし、中国市場で急成長を遂げている。
日本の自動車メーカーが近ごろ中国市場で急成長している。トヨタとホンダは10日、最新の販売データを発表。好調だった8月に続き、9月は両社とも15%近くの増加となった。また9日には日産も好成績を発表している。
今年初め、中国自動車市場の成長は減速したが、中頃から勢いをつけ、8月まで3カ月連続で販売記録を更新した。しかし2016年の2桁増と比べると、今年の伸び率は5%とやや減速する見通し。
アナリストは、今回の成長で受益が最も大きいのは海外自動車メーカーで、一部の国産ブランドは成長が減速し、韓国のヒュンダイ・キアの売り上げは3月から低迷していると論じた。上海のコンサルタント会社・汽車遠見(automotive foresight)の張豫総経理は、「数カ月続いた好調の後、中国本土ブランドの成長は減速したが、優良な海外自動車メーカーの販売台数は2桁増となった」と話した。
8月の13.2%増に続き、トヨタの9月の販売台数は前年同期比15.5%増となった。同社の今年1~9月の販売台数は103万台、前年同期比17.7%増。ホンダは人気モデルの新型シビックや小型クロスオーバーSUVが好調で、販売台数はトヨタを大幅に上回った。
日本最大手の自動車メーカーであるトヨタの2016年の中国における販売台数は120万台だった。同社は今年さらに記録を伸ばし、121万台を目標にしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月13日