自然の二酸化炭素吸収能力も低下している。世界気象機関(WMO)は先日、過去1年の大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は最高記録を更新し、403.3ppmに達したと発表した。この濃度に達したのは300~500万年前である。
気温上昇は長期的な干ばつ、強烈なハリケーン、海面上昇をもたらし、海岸線の変化にもつながる。氷冠と氷河融解の速度を見ると、それには数十年以上かかる。ケンブリッジ大学スコット極地研究所のコリン・サマーヘイズ氏は、「気温が3度上昇すれば極地の氷河の溶解は加速し、2100年には海面が2メートル上昇するだろう」との見解を示す。
沿海部で少なくとも2億7500万人が生活しており、上海、深セン、バンコク、東京などは人口が密集する大都市、工業の中心である。
世界が排出削減や洪水防止のインフラ建設を強化しなければ、日本で2番目に大きい大阪の梅田や難波にある商業施設やレジャー施設は海底に沈むことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月6日