市場調査会社のユーロモニターが発表した『世界観光市場全国趨勢報告』によると、世界のテーマパーク市場の成長が鈍化する中、中国のテーマパークは急成長し、複数の企業が世界のトップ10入りを果たした。報告は、2020年に中国のテーマパークは観光客の総数、1日あたりの観光客数、売上高など多くの面で世界一になると見込んでいる。
中国のテーマパークの見通しは明るいが、スタートが遅かったため、園の建設やコンテンツのイノベーションにまだ大きな発展余地ががある。現在、多くのテーマパークはスタイルにおいて中国伝統の民族文化との融合が不十分で、長期発展計画とイノベーション精神が欠け、カルチャー商品の同質化などの問題が深刻で、リピート客の引き込みが難しい状況である。
勢いのある海外のテーマパークに対し、中国ではスタイルの似た同質のテーマパークが爆発的に発展し、中国のテーマパーク産業の競争は激化することが予想される。テーマパーク世界トップ10に入る華僑城集団、長隆集団、宋城集団は運営に科学技術、アニメ、演芸などの高付加価値サービスを取り入れており、演芸や科学技術への投資は今後の傾向になるとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月21日