28日に開催された故宮「文化+科学技術」国際フォーラムにおいて、故宮博物院の単霽翔院長は基調演説で、たゆまぬ努力により「故宮の開放面積を来年は8割以上とする」と述べた。
「伝統文化×未来の想像」をテーマとする同フォーラムは28日、故宮博物院で開催された。フォーラムは「新思考:デジタル技術を導入する未来の博物館」「新ルート:デジタル時代と伝統文化の新生」「新融合:日常生活に進出する科学技術・人文並びに騰雲サミット」という3つのサブフォーラムに分かれた。フランスのルーヴル美術館、日本の東京国立博物館、ロシアのエルミタージュ美術館、スペインのカタルーニャ美術館、上海博物館、南京博物院、河南博物院などの関係者が出席した。
フォーラム開催と同時に、故宮博物院とテンセント社は「故宮博物院―テンセント共同革新実験室」の設立を発表し、除幕式を開いた。同実験室は人文精神を継承し、科学技術の手段を活用し、伝統文化を引き継ぐ。先端デジタル技術の文化遺産保護・研究・展示における応用方法を模索し、先見性ある模範的なデジタル技術応用実例を開発し、世界文化遺産の永続的保存に向け着実なスマート化ソリューションプラン、確かな技術サポートを模索する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月30日