香港紙『南華早報』は2月11日、「中国の見識ある中産階層で豪華なペットホテル、犬の入浴やペットのマッサージサービスの需要が高まっている」という見出しで、ここ5年、上海の某ペットショップは5つ星クラスのドッグフードを犬に与えていると伝えた。トリミングサービスのほか、従業員が犬にマッサージをし、豪華な誕生日会も開いているという。
普通の飼い主にとっては極端に思えるが、涂さんが経営するペットショップなどは中国の中産階層の「ペットのためにお金を惜しまない」という傾向に合わせたサービスを展開している。涂さんは、「10年前はペットの基本的なニーズに配慮するだけだったが、豊かになるにつれてより良いサービスを追求するようになった。ペットは飼いたいが、子供は欲しくないという客もいる。これは中国に現れた大きな変化だ」と話す。
業界関係者の陶珠さんによると、春節が近づき、北京の飼い主はハイクラスのペットホテルを探そうと懸命になっている。普通のペットホテルではサービスの質や細部がやや劣るためである。しかし、春節近くになるとほとんどのペットホテルが予約で埋まる。多くの飼い主が豪華なペットサービスを利用するようになり、新興の起業家たちはペットの「プチ贅沢」サービスに目をつけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月12日