米フォーチュン誌ウェブ版は27日、ザッカーバーグ氏は4月12日に国会で証言する予定だが、下院エネルギー・商業委員会の多数の共和党報道官は同委員会とフェイスブックが具体的日時を話し合っている段階だと漏らした。
1週間前、イギリス議会デジタル・文化・メディア・スポーツ省もザッカーバーグ氏にケンブリッジ・アナリティカ社のデータ不正疑惑についてイギリスで陳述するよう求めたが、ザッカーバーグ氏は拒否した。英インディペンデント紙はフェイスブックの声明を引用し、シュローファー最高技術責任者(CTO)とコックス最高製品責任者がザッカーバーグ氏の代理で出席すると伝えた。米ビジネスインサイダーのウェブ版によると、ザッカーバーグ氏の拒否はイギリス政府を驚かせ、ある議員は「ザッカーバーグ氏のやり方は意気地ないだけでなく、完く受け入れられない」と話している。
イギリス議会での事情聴取を避けられたのに、どうして米国会では避けれられないのか。米CNNは、国会議員、メディア、公衆からの圧力がかかったためと見ている。フェイスブック関係者によると、ザッカーバーグ氏が出廷し証言すれば、グーグルのサンダー・ピチャイCEOとツイッターのジャック・ドーシーCEOに圧力がかかる。米国会下院司法委員会は、上述の3大IT企業のCEOを4月10日のデータのプライバシーに関する公聴会に招いている。
英米メディアは、フェイスブックが5000万人のユーザーデータをビッグデータ分析会社のケンブリッジ・アナリティカ社に流し、ケンブリッジ・アナリティカは世界の選挙または国民投票の前の民意を操作した疑いがあると伝えた。ザッカーバーグ氏はフェイスブックの信頼喪失について、欧米主流紙に謝罪広告を掲載したが、「誠意が見られない」「楽に解決しようとしている」などの声が上がっていた。データ流出問題により、フェイスブックの時価総額は955億ドル減少し4424億ドルになった。同社は28日、プライバシー保護の設定をバージョンアップし、ユーザーがより簡便に安全性を強化できるようにすると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月29日