27歳のオーストラリア出身の青年フィリップ・アンドリュー・ハンコックさんが5月9日、重慶市で糖尿病により死亡した。同じ日、フィリップさんの肝臓1つ、腎臓2つ、両目の角膜が5人の中国人に移植され、3人の命が助かり、2人の目が見えるようになった。
フィリップさんは中国で臓器提供をした7人目の外国人で、重慶市では最初の外国人だという。
フィリップさんは西南大学で外国語教員をし、中国で4~5年生活していた。彼は遺伝による糖尿病に苦しめられていた。地元メディアによると、フィリップさんは病気が悪くなった頃に在中国オーストラリア領事館と西南大学の通訳の協力のもと、両親に中国の臓器提供に関する法律、政策、流れを説明し、角膜、肝臓、腎臓、肺などを必要とする人に提供することでサインした。
父親によると、臓器提供はフィリップさんの生前の望みであり、臓器提供を呼びかけ、オーストラリアでも臓器提供の志願者だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月14日