社会 > プーケット転覆事故 中国人によるホテルのキャンセル相次ぐ
プーケット転覆事故 中国人によるホテルのキャンセル相次ぐ。
タグ：プーケット 転覆 事故 中国人
タイの『バンコック・ポスト』の15日の報道によると、プーケット島で観光船「フェニックス号」が転覆して中国人観光客47人が死亡した影響で、中国人観光客がプーケット島のホテル19軒の約7300室をキャンセルした。タイのホテル業の損失額は約700万バーツ（約140万元）に上る。タイ南ホテル業協会の責任者は、14日時点で、パトンビーチの客室予約率は80～90%から50%に低下したと明かした。
同責任者は14日、中国人観光客だけでなく、他国の観光客からも予約キャンセルが出ていると述べ。「フェニックス号」事故の中国人観光客への影響は3カ月続くが、他国の観光客への影響は短期的なもので、今回の事故による影響は送迎バス、観光船、店舗など他の観光業分野にも及ぶだろうとの見解を示した。中国人観光客のタイでの平均消費額は2万バーツ（約4000元）である。報道によると、パトンビーチホテル業協会の責任者も「事故発生後、パトンビーチを訪れる中国人観光客は大幅に減少した。タイ南部の観光業はアジア、特に中国人に頼っている」と述べた。
事故発生後、プーケット島を訪れる中国人観光客は大幅に減少したのか。『環球時報』の記者は15日、国内の旅行会社に問い合わせた。旅行会社の従業員によると、プーケットはフリー観光が多く、事故発生後にタイ旅行を問い合わせる人は減ったが、具体的な減少幅は統計をとっていない。
『プーケット・タイムズ』によると、プーケット政府の長官は14日の会議で「フェニックス号の事故はプーケット島の災難だけでなく、タイの国家利益にも関わり、政府は損失抑制措置をとる必要がある」と述べた。長官は15日にプーケットの港を視察し、船が積載荷重をオーバーしていないか、安全基準を満たしているかを検査した。『バンコクポスト』は、プーケット観光業委員会の会長は、世界のタイ海上観光に対する信頼を挽回する取り組みをタイの各部門に働きかけたと論じた。タイのプラユット・チャンオチャ首相はスポーツ・観光部および中国の旅行機関に対し、タイの今回の対応について宣伝するよう促した。
ラジオ・タイランドは15日、監督管理不足を理由に、タイ海事部門プーケット地区責任者は停職処分になったと報道。消息筋によると、同責任者は政府機関が気象警報を出したにもかかわらず、航行条件を満たさない「フェニックス号」の出港を許可し、惨劇を招いた。14日、「フェニックス号」の女性船主が警察に出頭したが、犯罪行為については否定した。また、タイの中国語メディア『世界日報』は、タイがプーケット島周辺の400隻以上の観光船の全面調査を開始し、全ての船が安全基準を満たすようにし、満たさない観光船に対しては人を乗せた出港を禁止すると報道した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2018年7月16日
 |
|
 |
一覧同コラムの最新記事
