バリアフリー環境形成活動が現在、中国の都市部・農村部で展開されている。
2016−17年の2年間で、中国は23万4600人の貧困・重度障害者の家庭を対象に、バリアフリー化を行った。これには坂道のバリアフリー化、手すりと洋式便器の設置、台所の高さ調節、ガス漏れ警報器の設置、パソコン使用補助ソフトのインストールなどの内容が含まれる。
この5年間で障害者140万人弱の家庭生活環境が改善された。また全国でバリアフリー化を必要としている331万人の貧困・重度障害者の家庭も、中国障害者連合会の今後の計画に組み入れられた。
中国障害者連合会によると、今後の都市部保障性住宅の建設と農村部の危険家屋の改築において、障害者家庭のバリアフリー化が同時に考慮されることになった。集団移住計画では家庭内のバリアフリー施設の計画と建設を同時に行い、バリアフリー汎用デザインを普及させる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月17日