人工知能(AI)ポルノ鑑定技術は従来の画像、映像、文字から音声での鑑定へと変化している。阿里AI音声反スパムサービスのオンラインテストによると、同機能は声紋で識別する技術で、音声に含まれるわいせつな内容や広告などを識別する。
同サービスは中国語、日本語、英語、ロシア語などのほかに、湖南省、湖北省、河南省、東北、四川省、広東省などの方言も識別できる。
日常生活において、阿里AI音声ポルノ鑑定サービスはオフラインのファイルとリアルタイムで流れる音声にも対応可能。阿里安全部の技術者によると、語義を持つ内容に対し、システムはまず音声を文字に変換し、それらの文字をテキストの反スパムパターンまたはキーワードと照らし合わせてわいせつか否かを判断する。語義のない内容については、声紋で識別する。
全国ポルノ・違法出版物僕別事務所は今年6月、複数のサイトにASMR(Autonomous Sensory Meridian Response、自発的に心地よい感覚が生じる反応)形式を通した低俗、さらにはわいせつな内容が存在すると通達した。これらの社会問題を解決する上で、AI音声ポルノ鑑定技術の発展に期待がかかっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月21日