工場は危険な作業場所である。自動車工場で流れ作業ライン、自動車のパッキング軌道桁、各種パイプラインや照明などの安全を点検する作業員はさらに危険な場所で勤務している。フォードはこのほど、ドローンを使ってより良好、効果的、かつ低リスクで点検作業を行うプランを見つけたと発表した。このプランはイギリスのダゲナムに試験導入され、高い効果を上げているという。
特殊訓練を受けた作業員が橙色のドローンを使って工場全体を点検する。ドローンはGoProカメラを搭載し、点検員が命の危険を冒して1日かけて行う点検をわずか数分で行う。フォードのダゲナム・エンジン工場責任者のパット・マンニング氏は、「電球を交換する際にもドローンを使おうと冗談で言っている。以前は作業員が高さ50メートルの場所まで上がり、工場の屋根と加工エリアの点検を行っていたが、現在は危険な点検作業を安全にできるようになった」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月3日