統計によると、宇宙船「ソユーズMS-11」の打ち上げを合わせると、世界で今年100回の打ち上げが実施された。打ち上げ回数トップ3は中国(34回)、米国(30回)、ロシア(17回)。前回、世界の打ち上げ回数が100回を突破したのは1990年で、その年は121回(うち5回は失敗)の打ち上げが実施された。
ある専門家は、12月上旬に2018年の世界の打ち上げ回数は100回を突破し、世界範囲で打ち上げの進展状況が良好であることを示すと話した。中国の打ち上げ回数は最多で、成功率も高く、中でも北斗の高密度ネットワーキングが見どころであり、「十送北斗」の打ち上げ任務を遂行した。もう1つの見どころである「嫦娥4号」も世界から注目を浴びるとみられる。専門家は、今年は米国の打ち上げ回数も多く、大型ロケット「ファルコンヘビー」が最大の注目点だと話す。残念なことに、ロシアは前回の「ソユーズ」打ち上げに失敗した。有人宇宙船の打ち上げ失敗は非常に珍しいが、幸い死傷者は出なかった。
年末の打ち上げのほか、誰が2018年の打ち上げ回数トップになるかが最大の注目点となる。現状を見ると、中国は自身の年度打ち上げ記録を破る見通しだが、12月に米国の打ち上げ任務がびっしりと詰まっており、結果は最後までわからない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月5日