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japanese.china.org.cn |19. 12. 2018

ボランティア行動:特別な考えはなく、したいだけ

タグ: ボランティアサービス




ボランティア:社会奉仕の延長


 西四の路地を歩くと、濃厚な生活の雰囲気が感じられ、中庭からお年寄りたちの楽しそうな笑い声が聞こえる。ここは西城区の「睦友社会奉仕事務所」の所在地である。


 古風な造りの入り口の上に「老街坊」の3文字が大きく描かれ、特徴的なガラスドアを開けると狭いが温かい雰囲気の事務所がある。ここは近隣住民が好きな活動場所でもある。


 事務所の壁に活動の「時間割」が貼られ、伝統的な篆刻、瓢箪笛、国画からデッサン、英語、科学普及知識など様々な授業がある。展示ケースにはボランティアと住民が一緒に作った国画、書道、ビーズ編みなどの作品が並んでいる。


 現在は人気のこの社会奉仕機関は、設立当初は住民からそれほど受け入れられていなかった。睦友社会奉仕事務所総干事の李璐齢さんは、「2009年の事務所設立時、多くの人が社会奉仕が何をするのかを知らなかった。コミュニティに入り、高齢者介護機関と作業した時、サービス対象に理解してもらえないばかりか、私たちの同僚も自分の能力がどれほどかをわかっていなかった。当時、機関のスタッフは4人しかおらず、人手不足でできることも少なかった」と明かした。


 事務所設立当時を振り返り、李璐齢さんは、「サービス対象に社会奉仕を理解してもらえず、拒否されることもあったが、私たちは厚かましく、受け入れてもらえる方法で支援しようと考えた。例えば、夫に先立たれたお年寄りは支援は必要ないと考えていても、独居老人は生活において多くのリスクが存在し、私たちは決まった時間に訪問したり、電話で近況を尋ねたりして住民活動への参加を呼びかけ、彼らのニーズに配慮し続けた。最初は理解されなかったが、受け入れ、私たちの活動の意義を認めてもらえるようになった。現在、住民たちは自主的に様々な活動を行い、企画に自分の考えも言うようになった。コミュニティが問題に直面した際、みんなで協力して解決できる」と話した。

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