社会>
japanese.china.org.cn |19. 12. 2018

ボランティア行動:特別な考えはなく、したいだけ

タグ: ボランティアサービス

篆刻の授業を受けるお年寄り


 住民たちへの行き届いた配慮と努力し続けたことで、睦友社会奉仕事務所は最初の4人から50人以上に発展した。スタッフは自分の専門技能を社会サービスに生かし、育成したボランティアも「高齢者サービスチーム」や「コミュニティ新青年」、「環境ボランティアサービスチーム」などを結成し、積極的に活動を行なっている。社会奉仕チームは高齢者サービス、コミュニティ発展サービス、社会支援サービスなどだけでなく、医療支援、音楽治療、プロジェクト観測・評価分析なども実施し、各方面の資源整合、住民への奉仕という責任を担っている。


 李璐齢さんは、「西城区の高齢化現象は比較的深刻だが、健康な多くの高齢者がボランティアサービスに自主的に参加している。私たちは特技を持つ住民を発掘し、高齢者が能力を生かして社会参加できるよう促している。現在、事務所で授業を受けるのはコミュニティの住民で、事務所に展示している書画、手工芸品も住民が手作りしたものである。彼らは特技を生かし、みんなと自分の生活を楽しくしている。これこそが私たちが打ち出す人のため・自分のためにという理念」と述べた。


 プロジェクト主管の閆芳さんが言うように、ボランティアと社会住民は社会奉仕の延長である。社会管理には専門的な社会奉仕サービスが必要なだけでなく、社会奉仕機関が育成したボランティアも必要で、そのほかに末端の「細胞」となる住民が自分の力を捧げ、コミュニティの調和のとれた発展の維持に参与することがさらに重要となる。

<  1  2  3  4  5  6  7  >