9部門が『中小学生負担減少措置』公布 小学生の睡眠10時間以上

9部門が『中小学生負担減少措置』公布 小学生の睡眠10時間以上。

タグ:中小学生負担減少措置

発信時間:2019-01-02 14:03:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 教育部など9部門はこのほど、30条からなる『中小学生負担減少措置』を公布した。この「負担減少令」は初めて携帯電話の授業への持ち込み禁止、宿題の量、睡眠時間、試験の回数などを明記した。例えば、小学校1年生と2年生は宿題なし、3年生から6年生は宿題時間1時間以内、小学生の睡眠時間は10時間以上としている。


「非ゼロスタート」教育を根絶 試験回数を厳格に管理


 「負担減少30条」は、小中学校に国家カリキュラムプラント基準を厳格に実行し、規定カリキュラムを徹底し、教育の難度・進度を勝手に高めないように要求し、「非ゼロスタート」教育の根絶を明記した。また、義務教育段階の学校のいかなる名義による重点クラス、速度クラス、実験クラスの設置も禁止し、学生をランダムにバランスよくクラス分けし、教員を合理的に配備するよう求めた。


 試験回数も管理される。小学校1年生と2年生は学期ごとに1回、そのほかの学年は2回以下とし、小学校が選抜または進級に関する統一試験を実施することも禁止した。カリキュラムの基準と教育基本要求に厳格に基づいて試験内容を決定し、奇妙な質問を設けてはならない。試験の成績は等級で評価し、いかなる形式・方法による成績・順位の発表も禁止する。


 各地は義務教育学校の試験をなくし近くの学校に入学できるようにし、各名義による選抜目的の試験を禁止し、教育機関での成績を入学基準にすることも厳しく禁止する。


小学校1年生と2年生は宿題なし 保護者の宿題添削を禁止


 小学校1年生と2年生は宿題なし、3年生から6年生は宿題時間1時間以内、中学生は90分以内とし、高校生は宿題時間を合理化する。宿題の難度がカリキュラム基準の要求を超えてはならず、重複性または懲罰目的の宿題を出してはならず、保護者に宿題を決めさせたり添削させてもいけない。


高校生の睡眠時間は8時間以上


 「負担減少令」は学生の睡眠時間も明確に要求し、小学生は10時間以上、中学生は9時間以上、高校生は8時間以上としている。


 中国青少年研究センター家庭教育研究所の劉秀英所長は、睡眠は最も全面的かつ有効的な休息で、充分な睡眠は能力向上につながると話す。


授業への携帯電話持ち込み禁止を初めて明記


 「負担減少令」は学生の電子機器使用を規範化し、授業への携帯電話持ち込みを禁止することを要求。関連政策に「携帯電話持ち込み禁止」が明記されたのは初めて。


 また、9部門は家庭で教育監督保護責任を履行し、子供の電子機器の合理的使用、健全なサイトの利用を促し、オンラインゲームや携帯電話での頻繁な書き込みをさせないよう提案。また、子供がテレビを長時間見ないようにし、小学生の睡眠時間を確保し、時間通りに休息させ、徹夜させず、菓子を多く与えず、好き嫌いなく食べさせ、飲食・服装を他と比較しないようアドバイスした。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月2日



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