「母子園と幼子園に竹を持っていこう、多すぎないように」2月1日午後4時過ぎ、張皓さん(34)は年末安全会議に出席した後、休むことなく成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地太陽産房の周辺に向かい、パンダの状況をチェックした。
記者は1日、ネットユーザーから羨まれる「パンダのベビーシッター」のインタビューを行った。同基地のパンダ飼育員である張さんは、その一員になってもう12年になる。彼は近年、基地のパンダの98%を飼育した。彼らの日常的な仕事内容は、パンダのお世話、獣舎の掃除、餌やり、訓練、室温調節、室外活動場の片付けなどとなっている。
同基地のパンダたちは2日前、新春のプレゼントとして雪をもらった。雪は基地の職員が四川省アバ・チベット族チャン族自治州茂県太子嶺スキー場から運んできたものだ。張さんは「これは主にパンダの野外生存環境を想定し、飼育中のパンダの神経系の発育を促進するためだ」と話した。
春節連休中も、彼らには休みがない。「人々が休んでいる時も、私たちは普段どおり勤務しなければならない。国宝がここにいるのだから、しっかり世話をするのは当然だ」張さんによると、春節連休中には観光客が増え、同基地にも成都を訪れる人が集まる。基地内の各所にはカメラが設置されている。あるエリアの観光客が一定数を上回ると、職員は立ち入り制限措置を講じる。その他のエリアに移動させ、観光客の分散を図る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月3日