病魔を前に戦い続けたアスリート

2018年8月24日、第18回アジア競技大会女子50メートル自由形の表彰式の後に金メダルを見せる池江璃花子選手

　2020年東京オリンピックでメダルが期待されていた日本水泳界の天才少女の池江璃花子選手が2月12日、白血病と診断されたことを公表し、治療に専念するため、試合出場を中止することを明らかにした。突然の病に天才少女は戸惑ったが、彼女は「完治する病気。少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、さらに強くなった姿を見せられるよう頑張っていく」と前向きな姿勢を示した。

 

　多くのスポーツ競技において、選手の最も基本条件は優れた身体能力だが、病を経験したアスリートも多い。病気のせいで試合に二度と出場できなくなった選手もいるが、病魔に打ち勝ち復帰を果たした不屈の「闘士」もいる。それらの偉大なアスリートを振り返りたいと思う。