雄安新区で区計画の始動を担当するチームの間では、「未来の中国の都市の基準は雄安であり、雄安の最初の都市イメージは始動エリアにある」という言葉が伝わっている。
始動エリアは3−4年後に形をなし、数年後に現代金融、本部経済、インターネット、ビッグデータ、AIなどの機能と産業を集める、自然と共存する都市を生む。
南に向かうと、先に建設が始まる公共サービス施設の様子が見えてくる。北京市は昨年、「鍵を渡す」方法により、雄安新区による学校3校と病院1軒の建設費用を全額負担する。着工は年内を予定。これには北海幼稚園、史家小学校、北京第四中学校、宣武病院が含まれる。
雄安大学も同じく始動エリア内にある。昨年4月に全文公開された「河北雄安新区計画綱要」は、「ダブル一流」大学の新区内での教育を支持し、新たなメカニズムとモデルにより世界一流の雄安大学を建設するよう努力するとした。雄安大学の建設先はすでに決まっているが、規模と境界線については未定のままだ。
始動エリアの東西軸線上には、金融・ハイレベルサービス業(インターネット、ビッグデータ、AIなど)集約エリアが広がる。
始動エリア内には都市間駅があり、北京市に向かう都市間交通が中心になる。「総規」によると、雄安の都市間交通を利用すると北京大興国際空港まで20分で、北京市と天津市まで30分で到着できるようになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月9日