フランスのエドゥアール・フィリップ首相は4日、資源の浪費を減らし環境を保護するため、フランスは非食品類の未売品の廃棄を禁止すると発表した。
フランス首相官邸はデータを引用し、フランス国内で廃棄または焼却されている未売品は年間6億5000万ユーロに上り、業者が寄贈する同類商品の総額の5倍以上だと明かした。
フィリップ首相は、「信じられないほどの浪費で、不祥事と言える。政府は法案を制定し、2021年から2023年の間に施行し、洋服、電子機器、衛生用品、化粧品など非食品類の未売品の焼却を禁止する」と述べた。
EC企業のアマゾンが顧客が返品した商品を大量に焼却していた様子がドキュメント番組で放送されたことを受け、ブリュヌ・ポワルソン仏環境連帯移行副大臣は今年1月、政府が資源浪費の削減措置を講じると約束した。
イギリスのファッションブランドのバーバリーは2018年、ブランド価値を維持するため、総額2860万ポンド相当の洋服、アクセサリー香水を処分し、論争を引き起こした。
多くの高級ブランドが「在庫処分」という形で商品の「安売り」を防止している。
一部の高級ブランドは、政府の環境保護対策がブランド価値に影響する可能性を懸念している。フランス首相官邸は、高級ブランド向けに特別措置を検討すると示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月6日