本部をジュネーブに置くメディア観察機関のプレス・ エンブレム・キャンペーンは4日に報告を発表し、2019年上半期に世界の38人の記者が殺害され、前年同期の66人よりやや減少したと明かした。
報告によると、一部の国と地域において、記者は危険な環境で仕事をしている。同機関の統計によると、今年上半期、メキシコで9人、アフガニスタンで6人が殺害された。地域別で見ると、ラテンアメリカは記者にとって最も危険な地域で、メキシコ、ブラジル、コロンビア、ホンジュラス、ハイチなどの国と地域で計15人の記者が殺害された。シリアとイラクの衝突の減少により、中東地区で殺害された記者は減少した。
プレス・ エンブレム・キャンペーンのブライズ・ランパン事務長は報告の中で、国際社会に関連のメカニズムを構築し、リスク防止、記者の保護強化と犯罪責任の研究で役割を発揮するよう促した。
プレス・ エンブレム・キャンペーンは2004年に設立された、世界のメディアを観察する非営利機関。公衆、メディア、その他の団体を動員し、報道従事者の安全保護を呼びかけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月5日