中国、2025年までに衛星を100基弱打ち上げ

中国、2025年までに衛星を100基弱打ち上げ。中国国家航天局国際協力司の余琦副司長は9日、軌道上を飛行中の中国の各種衛星は200基以上に達し、2025年までさらに100基弱打ち上げると表明した…

タグ:軌道 宇宙 経済 ロケット 科学 観測

発信時間:2019-07-10 14:14:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国家航天局国際協力司の余琦副司長は9日、軌道上を飛行中の中国の各種衛星は200基以上に達し、2025年までさらに100基弱打ち上げると表明した。


 第8回世界地理情報開発者大会が同日、北京市で開かれた。余氏はその席上、「宇宙経済発展は世界の宇宙事業発展の大きな流れになっている。近年、宇宙技術の進展と産業・経済の飛躍により、中国は宇宙経済発展の推進を加速する基礎と良好な環境を手にしている」と話した。


 中国の「長征」ロケットはすでに307回の打ち上げにより、400基以上の宇宙船を宇宙に送り込んでいる。2018年は中国の宇宙事業発展の重要な年だった。昨年の中国の打ち上げ回数は39回と過去最多に達し、世界の3分の1以上を占め世界最多となった。


 また中国は昨年、月探査機「嫦娥4号」の打ち上げに成功した。同科学観測任務には、各国及び各組織が共同参画する。余氏は「これは中国の宇宙技術が徐々に成熟し、応用範囲も拡大を続けていることを示している。国民経済の発展に対して良好なけん引力を発揮している」と述べ、次のように続けた。


 2010年に高分解能地球観測システム重大技術特別プロジェクトが始まってから現在までの9年間に渡り、高分解能衛星の関連データが豊富化を続けた。高空間分解能、高時間分解能、高スペクトル分解能の高分解能データ系統がほぼ形成されている。高分解能衛星はその他の民間用衛星やリモートセンシングデータと結びつくことで、リモートセンシングの応用の堅固な基礎を築いた。衛星データは現在、20以上の業界、30地域で広く活用されている。国土、環境保護、林業、農業、測量などの分野で重要な力を発揮している。


 今年は高分解能特別プロジェクト「第13次五カ年計画」目標の達成に向け、これまでの流れを引き継ぎ今後を展開していく重要な一年だ。年末には「高分7号」衛星を打ち上げ、高分解能宇宙システムの建設任務を全面的に完了する。高分解能特別プロジェクトの建設の重点も、応用系統の建設に移る。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月10日

 

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