アプレット 創業者の新たなビジネスチャンス

アプレット 創業者の新たなビジネスチャンス。今年7月にQuestMobileが発表した『2019アプレット半年洞察報告』によると、2019年6月時点で、WeChatアプレットのユーザー数は7億人に達し、アプレット使用習慣が定着している…

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発信時間:2019-08-15 13:49:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   今年7月にQuestMobileが発表した『2019アプレット半年洞察報告』によると、2019年6月時点で、WeChatアプレットのユーザー数は7億人に達し、アプレット使用習慣が定着している。アプレットの登場はインターネット市場の構造を大きく変え、起業者に新たなビジネスチャンスをもたらした。

 

生活に浸透 使用が便利

 

 「カードの再発行は非常に面倒」。広州市在住の王さんは1カ月で2回も地下鉄カードを無くした。乗車コードアプレットを使用するようになってから、王さんは「QRコードを読み取るだけで地下鉄とバスに乗れる。地下鉄カードが見つからないという心配がなくなった」という。

 

 アプレットは生活に浸透している。支付宝の都市サービスアプレットを開くと、水道料金と電気代を楽に支払うことができる。WeChatの各飲食店のアプレットはオンライン注文を実現し、待ち時間を省略し、飲食店の人手不足も緩和した。百度クラウドストレージのオンライン「聯想クラウド印刷」アプレットは個人のクラウドストレージの資料を随時印刷でき、便利な移動印刷サービスを受けることができる。

 

 このような新型のアプリは便利さを実現した。2019年、騰訊が開発した乗車コードアプレットのユーザーは1億人を突破。支付宝のの多種ごみ分別検索アプレットを使用すれば、乾燥したごみと湿ったごみの分別に悩むことはない。今年7月にQuestMobileが発表した『2019アプレット半年洞察報告』によると、2019年6月時点で、WeChatアプレットのユーザー数は7億人に達し、アプレット使用習慣が定着している。

 

簡単な操作 大量のユーザー層

 

 多くのインターネット大手がアプレットを開発し、複数の端末をつなぎ、アプリ内で自由に行き来できるようにしている。曁南大学メディア国家実験教学モデルセンターの梁美娜氏は人民日報海外版の取材に対し、「アプレットはアプリとWeChat公式アカウントのメリットを兼ね備え、ダウンロードと登録の必要がなく、開発コストが低く、ハードルが低く、スムーズに使用でき、便利にシェアできる。操作が簡単で、プラットフォームの巨大なユーザー基数を生かしている点もアプレット発展の最大のメリット」だと述べた。

 

 アプレットのメリットは多いが、どのように業者のオンライン・オフライン結合サービスをサポートしているのか。WeChatアプレットを例に挙げると、アプリをダウンロードする必要がなく、使用しているWeChatで直接検索して使用し、業者はユーザーと直接接触することができる。まず、アプレットはユーザーの「遠くの客が来店しない」、「店に行ってから注文すると遅い」という問題を解決した。次に、WeChatの各種機能がサポートし、淘宝や京東のようにアクセス数を増やす必要がない。最後に、脱中心化はアプレットを伝統的なECにとってより多様化させ、実店舗は客とアクセス数を自身で把握することができる。

 

 そのほか、各大手運営サイトはユーザーの行為習慣とサイトの優位性に基づき、アプレットの進入口を細分化した。例えば、WeChatアプレットは社交関係、支付宝アプレットはビジネスと生活サービス、百度アプレットはスマート推奨検索を特徴としている。アプレットの種類によって引き込む年齢層は異なり、アプレットのユーザーが若年化し、「活動と動力」は今後の発展のカギとなる。

 

監督管理の強化、サイトは容赦なし

 

 アプレットの発展の潜在力は大きいが、問題も少なくない。先日、あるメディアは、一部の無資格、虚偽宣伝、故意的な誤解誘導、違法行為のある信用貸付類の公式アカウント、アプレットがユーザーの権利を損なっていると報道。これについて、各サイトも容赦なく厳格に処罰している。2018年1月から19年7月まで、WeChat公式サイトは虚偽、無資格行為のある信用貸付類アカウントの2000以上のアプレットを処罰した。うち、253のアプレットをログイン詐欺行為で処罰。

 

 そのほか、各サイトは各種の規定と基準を設け、アプレットの監督管理を強化している。2018年、WeChat法務チームはアプレット運営における4大規則を細かく紹介した。アプレットサービス規約、運営規範、よくある拒絶状況、特殊業界の提案資質の4つである。支付宝もアプレットの審査規範化やアプレットサービス協定などを通し、アプレットのコンテンツ、データ収集、保存、ライセンスなどの問題を規範化した。

 

 ある専門家は、これらはアプレット自身の問題ではなく、通信詐欺の性質とやや似ている。アプレットの利用者は非常に多いため、問題が存在すれば比較的目立つ。運営サイドは規範条例の枠組みの中で監督管理を強化し、ユーザーも防犯に努めるべき」だと指摘した。

 

 ある専門家は、インターネットの「前半」は技術とサイトの発展で、「後半」は良質コンテンツの発展に移行すべきだとし、アプレットは技術とサイトの優位性を備えたら、インターネットの「後半」の発展の波に乗り、より多くの良質コンテンツの創造者を引き込み、発掘し、コンテンツにおいて発展の優位に立ち、市場を広げていく必要があると話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月15日


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