第74回国連会議の期間中、国連は持続可能な開発目標サミットを開き、各国首脳と政府首脳を招き、持続可能な開発のための2030アジェンダの進展状況について全面的に審議した。
貧困削減が広く評価される
持続可能な開発目標の実現の推進は、国連が取り組む最も重点的な項目である。2015年9月、国連は17の持続可能な開発目標を中心とする持続可能な開発のための2030アジェンダを採択した。貧困撲滅、飢餓撲滅、男女平等の促進、気候変動への対応、持続可能な開発に向けたグローバルなパートナーシップの強化を目的としている。今回のサミットは、2030アジェンダの採択後に国連が持続可能な開発目標をめぐって行う初のハイレベル会議である。
貧困撲滅は17の持続可能な開発目標の最重要目標で、今回の国連会議のテーマの1つでもある。オブザーバーは、中国の持続可能な開発の実践における貧困脱却の成績は「申し分ない」と評価する。改革開放40年で、中国は8億人以上の貧困脱却を実現し、世界の貧困削減への寄与度は70%を超える。
アナリストは、中国は世界の貧困削減事業に重要な手本を提供したと話す。中国の提唱と推進のもと、2018年の国連会議は農村部の貧困撲滅に関する決議を採択し、中国が提唱する「的確な貧困者支援」、「協力・ウィンウィン」、「人類運命共同体の構築」などの理念と実践を盛り込んだ。国連会議が農村部の貧困撲滅問題に関して決議を採択したのはこれが初めて。中国が2020年に絶対的貧困をなくし、2030アジェンダの貧困撲滅目標を10年早く達成できれば、世界の貧困削減事業にとって大きな自信になるに違いない。
中国の経験を多方面が称賛
実は、貧困者支援だけでなく、中国の持続可能な開発に向けた実践は全面的に各方面から高く評価されている。