青空を守る トヨタが中国で水素エネルギー発展に尽力

青空を守る トヨタが中国で水素エネルギー発展に尽力。 11月5日、第2回中国国際輸入博覧会が上海で開幕し、トヨタが再び参加した…

タグ:トヨタ 水素エネルギー

発信時間:2019-11-07 11:15:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   11月5日、第2回中国国際輸入博覧会が上海で開幕し、トヨタが再び参加した。トヨタは今回、「青空の保護、未来の共同構築」をテーマに、昨年の「社会の持続可能な発展」を土台に全面的な電動化にスポットを当て、同社の水素・電気共存のエネルギー管理社会という素晴らしいビジョンを表現。トヨタの展示ブースは全面的な電動化モデル、および「MIRAI」に搭載する燃料電池スタック、高圧水素タンクなどを応用し開発したFCトラック、FCトレーラー、FCフォークリフトを展示した。そのほか、水素の採取、輸送、保管、使用などの各部分の実験、および中国事業の進展状況も紹介した。

 

 中国は純電気自動車の発展に力を入れると同時に、水素燃料電池車の普及にも取り組んでいる。水素エネルギーは公認のクリーンエネルギーであり、二次エネルギーとして一定の方法を通してその他のエネルギーの採取に利用でき、低炭素・排出ゼロのエネルギーとして頭角を現している。その他の燃料と比べて、水素は燃焼時に最もクリーンで、水を生成する以外に一酸化炭素、二酸化炭素、炭化水素化合物、アルミ化合物、粉じんなどの環境を汚染する物質を発生させない。

 

 中国の水素エネルギー分野の潜在力は大きい。専門家は、中国は2020年頃に150万トンのFC商用車または750万台のFC乗用車の年間水素需要を満たすほどの潜在力を有すると予想する。

 

 トヨタは1992年に水素エネルギーの研究に着手し、ある程度の成果を上げている。改良を続け、同社は2014年に初代量産化水素燃料電池車「MIRAI」を発表した。東京モーターショー2019で初公開した2代目「MIRAI Concept」は燃料電池の性能と水素の保管容量を改良し、初代より航続距離を30%延ばした。これは2020年末に発売する次世代MIRAIの最終開発段階の模型となる。ゼロ排出以外に、水素を燃料とした水素燃料電池車は空気清浄機の機能も備え、走行中に吸入した空気に含まれるPMをろ過してきれいにし、マイナス排出の効果もある。

 

 商品技術にしても未来の社会のエネルギー構造のプランにしても、トヨタは業界トップの実力を持ち、中国で水素エネルギー産業の発展を加速し始めている。

 

 2019年4月、トヨタは清華大学と共同で研究院を設立し、水素エネルギーなどの分野の研究を開始した。同月、トヨタは中国部品供給業者として北汽福田、北京億華通と初めて提携し、福田FCバスにFCパーツを提供。7月には一汽股フェン、上海重塑、蘇州金龍と提携し、一汽集団と蘇州金龍が生産するバスにFCパーツを提供。9月には広汽集団との電動化分野における戦略的協力を発表した。

 

 トヨタは中国のパートナーと共に中国社会の持続可能な発展に貢献し、水素エネルギーの応用と普及を推し進め、1つの青空を守ろうと努めている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月7日


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