米航空機大手のボーイング社は現地時間16日、2020年1月から「737MAX」の生産を停止すると発表した。同型機は数カ月前に2回重大事故を起こしており、世界で飛行が停止された。米連邦航空局(FAA)は同型機の審査を2020年まで継続すると表明した。
報道によると、この決定は同社のサプライチェーンに影響を及ぼし、さらなる問題をもたらす可能性が高い。同社はすでに数億ドルの損失を生んでおり、同型機の便を欠航させている。
ボーイングは先週、FAAの今年3月に始まった審査が来年まで続き、年末の飛行再開という同社の見通しより長期化することを認めた。
しかしボーイングは、生産停止中にワシントン州レントン工場の労働者1万2000人の休暇を計画していないと発表した。消息筋によると、うち一部の労働者は一時的に所属部署が変わる。
ボーイングの同型機の生産再開の時期については不明だ。これはFAAがいつ飛行再開を認めるかによって左右されるからだ。米航空会社は2020年3月まで、同型機をスケジュールから外している。アメリカン航空は先週、4月まで同型機の飛行を再開することはないと表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月17日