米宇宙飛行士のクリスティーナ・ コークさんは12月28日に宇宙滞在289日目を迎え、女性の宇宙滞在最長記録を更新した。CNNがアメリカ航空宇宙局(NASA)の情報を引用し、伝えた。
コークさんは今年3月14日から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している。その滞在期間は元女性宇宙飛行士のペギー・ウィットソンが樹立した288日を上回った。
NASAはツイッターを投稿し、コークさんが「新たな高みに達した」と祝福した。
コークさんはISSでCNNに、「科学にとってこれは素晴らしいことだ。私たちは別の角度から、長期的な微小重力環境が人体にいかに影響を及ぼすかを理解できる。これは今後月及び火星に向かう宇宙飛行にとって極めて重要だ」とコメントした。
コークさんは来年2月に地球に帰還し、宇宙滞在期間が328日に達する見通し。これは元宇宙飛行士のスコット・ケリーさんが2016年に樹立した記録を12日下回るのみだ。宇宙飛行士のISSでの任務帰還は通常6カ月ほど。
コークさんはISSのでの活動期間中に、科学実験、ISSのメンテナンス、来訪した宇宙船の操作などの任務を担当する。彼女は今年10月、宇宙飛行士のジェシカ・メイアさんとISSの船外で電源装置を交換し、女性のみの初となる宇宙遊泳を終えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月30日