武術がユースオリンピックの正式種目に採用

武術がユースオリンピックの正式種目に採用。スイスのローザンヌで8日に開かれた国際オリンピック委員会の会議で、武術競技が発展の歴史的瞬間を迎え、武術が第4回ユースオリンピックの正式種目に採用された…

タグ:武術 正式種目

発信時間:2020-01-09 14:48:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   スイスのローザンヌで8日に開かれた国際オリンピック委員会の会議で、武術競技が発展の歴史的瞬間を迎え、武術が第4回ユースオリンピックの正式種目に採用された。武術がオリンピックの競技種目に採用されたのはこれが初めて。

 

 競技日程によると、武術の男女長拳総合と男女太極拳総合の4種目に世界から48人の選手が参加する。うち長拳総合は長拳と棒術、太極拳総合は太極拳と太極扇を含む。

 

 武術がユースオリンピックの正式種目に採用されたことは、『スポーツ強国建設綱要』が提起した「武術競技を早急にオリンピック種目にする」という戦略任務の実現に向けた着実な一歩となり、歴史的な意味を持ち、中国スポーツの影響力の向上、東西の文明交流・融合の促進、中華文化の宣伝ルートの拡張、中国文化のソフトパワーの役割の向上につながる。

 

 武術は青年から人気があり、世界の競技人口は約1億2000万人。長年にわたり、中国武術協会と国際武術連盟は武術の普及活動に取り組み、武術の国際影響力を高め、武術の普及度、組織建設、競技ルール、大会数などがオリンピックの要求を満たせるよう努力してきた。国際武術連盟は2001年、2008年、2011年に三度にわたり国際オリンピック委員会に競技採用を申請し、三度目で2020年東京オリンピックの8つの候補競技に残ったが最終的に落選した。北京オリンピックと南京ユースオリンピックの期間中、文化教育プロジェクトとして、中国は「北京2008武術大会」と南京2014青少年武術大会」を開催したことがある。

 

 第4回ユースオリンピックは2022年10月にセネガルの首都ダカールで開かれる。2019年12月に開かれた国際オリンピック委員会の会議は、第4回ユースオリンピックの正式種目にストリートダンス、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィン、空手の5つを採用。今回、武術は5人制の手打ち野球「ベースボール5」とともにユースオリンピックの種目に採用され、合わせて7種目増え、オリンピック種目は計35種目になる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月9日


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