現地時間11日、米国のクルーズ船「グランド・プリンセス号」の乗客の下船作業はまだ完了していない。そのほか、米国側は米国のグリーンカードを保有する外国人の上陸を許可せず、中国大使館は関心を寄せている。
『USAトゥデイ』の11日の報道によると、カリフォルニア州のオークランド港に停泊中のクルーズ船「グランド・プリンセス」の乗客下船作業は3日目を迎えた。一部の乗客は米軍基地に移され、検査と隔離を行っている。現地時間10日晩までに1406人の乗客が下船し、まだ1000人以上が船内で待機している。
下船の遅さに一部の観光客は不安を感じている。56歳のラゴスさんは、「下船について何も聞いておらず、口頭または書面での通知が一切ない」と焦った様子で話した。一緒に旅行したジャッキーさんは下船の荷物預かり札をすでに受け取り、彼女はさらに焦っている。下船したホールさんは記者に対し、「船全体がゴーストタウンのようで、ひっそりとしていた。全員が下船を待っていた」と述べた。
カリフォルニア州知事事務所は11日、「乗客の実情とサポートスタッフの安全を考慮し、1時間に100人のペースで下船を進めている。これはスタッフの安全のためであると同時に、一部の乗客の特別なニーズに応じるためでもある」と説明した。
「グランド・プリンセス号」の11人の中国人スタッフの行く先が関心を集めている。在フランシスコ中国総領事館は同日、声明を発表し、中国人スタッフは健康で、一部の米国グリーンカードを保有する中国人乗客は米国側の手配に基づき上陸後に隔離し、その後に国内の住居に戻れるとした。プリンセス・クルーズは12日、世界のクルーズ船を60日間運休すると発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月13日