国家中医薬管理局科技司の李昱司長は14日に開かれた国務院予防抑制メカニズムの記者会見で、漢方薬が新型コロナウイルス感染症との戦いで重要な役割を発揮したと述べた。
李昱氏によると、国務院は新型コロナウイルス予防抑制メカニズム科学研究課題チームの下に漢方薬部門を設置し、漢方薬の感染症予防・治療における科学研究課題と中長期的な中西医薬を組み合わせた伝染病予防メカニズムの構築を推し進めている。漢方薬部門の下に設置された臨床治療チームは前期臨床観察を基礎に、漢方薬の「3薬3処方」をまとめた。「3薬」は金花清感顆粒、連花清瘟顆粒とカプセル、血必浄注射液、「3処方」は清肺解毒湯、化湿敗毒方、宣肺敗毒方。
国家衛生健康委員会が発表した『新型コロナウイルス肺炎診療方案(試行第七版)』で、「清肺解毒湯」は中国医学臨床治療期の第一候補とされている。李昱氏によると、清肺解毒湯には多くの成分と標的が全体を調節する作用があり、免疫、抗炎症、内分泌、シグナル伝達などの生物学の過程に参与し、細胞内の毒素発生を抑え、免疫バランスを整え炎症を抑制し、炎症の嵐を防止または緩和できることが研究でわかっている。
また、李昱氏によると、各地の漢方薬主管部門は専門家チームを結成し、各地の回復期の患者を対象に漢方薬、中西医薬を組み合わせたリハビリを指導している。研究によると、漢方薬を総合的に使用した場合、漢方薬を使用しない臨床治療と比べて著しい効果が見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月15日