国務院新聞弁公室は27日にブリーフィングを開き、専門家を招いてワクチン開発、ウイルスの発生源、有効的な治療方法、国際協力などに関する質問に答えた。
ワクチン開発について、北京大学第一医院感染疾病科の王貴強主任は、中国で5つのルートの研究が進められており、一部は二期臨床研究に入り、米国、ドイツ、イギリスなどの国と一部で協力していると紹介した。
世界保健機関(WHO)は世界の多国と「団結試験」プロジェクトを展開し、ワクチン開発を進めている。中国科学院微生物研究所の厳景華研究員は、この提唱は非常に良く、WHOを含む国際機関との密接な連携はワクチンの世界範囲での使用を促進するとの見解を示した。
専門家によると、1918年のスペインかぜ、エイズおよび2009年に米国から広がったH1N1インフルエンザなどは、「0号患者」が確認されていない。中国は「0号患者」の追跡作業を積極的に進めているが、非常に複雑なデータ量に及ぶうえに、初期の病例が無症状感染状態で診察記録がない可能性もあるため、追跡は非常に困難だという。同専門家は、各国も自国の「0号患者」を追跡する必要があり、協力して関連作業を進めたいと話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月28日