太陽、ビーチ、大海原、そしてショッピングーー三亜は過去数十年に渡り、中国トップのレジャー目的地の一つとされてきた。海南島は今夏、特に豊かな若者を多く集めようとしている。ブランドと小売業者もこれに注意している。5月1日からのメーデー連休中、海南の免税店は7万人の観光客から3億元を集めた。感染症により(中国人客が)香港、澳門及び海外のショッピング目的地に行けないため、中国大陸部の国内支出が利益を手にする。三亜は中国最大規模の免税店、白いビーチ、透き通った海水、この国で最もきれいな空気を持つ。健康意識が高く、ソーシャルディスタンスを守る観光客にとって、そのすべてが魅力的だ。米ファッション業界紙『Women’s Wear Daily』が1日、伝えた。
ある企業取締役は、コロナ前はシシリー島で夏を過ごそうと検討していたが、現在は代替候補として三亜を検討しているという。三亜のアトランティスホテルの予約は、5月の段階で100%に達している。三亜エディションホテルの責任者は「三亜は非常に人気の高い観光目的地になるだろう。8月には宿泊客でいっぱいになる見通しだ。国境を開く動きを見せている国はなく、開かれても多くの観光客が旅行を自粛する。中国の人口は14億人で、ここは中国で唯一の熱帯ビーチだ」と話した。
ホテル業界の関係者によると、観光客の年齢は35−40歳から平均27歳になっている。これはマッキンゼーの調査結果と一致する。今や若く、独り身の中産階級で、経験のある観光客が一般的だ。
長期的に見ると、海南島には期待できる。海南省は中国最大の経済特区で、国内の観光聖地になろうと力を入れており、国際的な観光目的地にもなるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月7日