北京市大興区体育センター総合館内に設置された同市初のバルーンテント型PCR検査実験室「火眼」は、検査用バルーンテントを9棟から16棟まで増設する方針です。増設後は一日10万人分の検査を実施することができ、市の検査能力が大幅に向上することになります。
実験室は空気清浄システムと高効率フィルターシステムを通じて、全てのエリアで換気管理を実施しています。現場責任者の劉心氏は「従来ある実験室と比べ、この実験室は建設効率が高い。バルーンテント1棟の建設所要時間はわずか50分。内部設備はモジュール化しているため、最新の感染状況に応じて常時グレードアップできるメリットもある」と紹介しました。
これは、最新の国産設備で、96人分のサンプルを同時採取でき、人による作業より効率が大幅に高まっています。
「中国国際放送局日本語版」2020年6月27日