世界保健機関(WHO)と世界気象機関(WMO)は先ほど専門家テレビ会議を開き、新型コロナウイルス感染症と今夏の熱波により健康に悪影響が重なるため、感染対策及び公衆衛生安全に新たな課題が突きつけられると指摘した。これを高度に重視し、今年のコロナ禍の熱波への対応を徹底するよう各国に呼びかけた。
真夏日のマスク着用は熱中症のリスクを拡大するだろうか。中国工程院院士、中国医学科学院長の王辰氏は、マスク着用はケースバイケースで判断すべきと述べた。開けた風通しが良く人の少ない場所では着用する必要がない。公共交通機関(車、列車、航空機、船など)を利用する際、商店・食料品市場・オフィスビルなどの密閉された空間や病院を訪れる際には着用すべきだ。外出時に着用すべきか不安な場合は1枚携帯し、必要な場合に着用できるようにする。また医師、密閉された場の勤務者、慢性疾患の患者、高齢者などの重点対象は公共の場で着用すべきだ。呼吸器疾患のある人はより自発的に着用すべきだ。
専門家は次のように指摘した。セントラルエアコンは十分に外気を導入し、個別の空気循環もしくは無循環を保証する。屋内のセントラルエアコンが上記の基準を満たさない場合、セントラルエアコンを切りセパレートタイプのエアコンを使う。セントラルエアコンのカバー範囲内に感染者がいるかはっきりしない場合は、リスクが下がるまで(屋内の)全員がマスクを着用する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月3日