海外で新型コロナの流行が急速に拡大しており、一部の国は流行中にもかかわらず生産再開に踏み切ったため、コールドチェーンの汚染リスクが高まり、油断できない状況だ。
税関総署輸出入食品安全局の卒克新局長は7月10日の記者会見で、新型コロナウイルスが冷凍商品のコールドチェーン経由で輸入されるリスクを防ぐため、全国の税関が関連検査を展開した結果、7月3日に大連と厦門の税関がそれぞれエクアドル冷凍南米白エビの包装から新型コロナウイルスを検出したと明らかにした。現在、ドイツ・米国・ブラジル・イギリスの肉加工企業23社からの輸入を一時停止している。
専門家は、ウイルスが検出されたからといって感染性があるとは限らないため、パニックに陥る必要はないとしたが、新型コロナの輸入を厳戒するなか、こうした検査結果は各地の税関に冷凍食品の関連検査の強化を促したと話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月14日