米ジョンズ・ホプキンス大学の統計データによると、北京時間15日午後8時17分現在、世界の新型コロナウイルス感染者が1334万人超に、死者が58万人弱にのぼっている。
米国の感染者は現在343万人超で、死者は13万6000人以上。現地時間14日、米フロリダ州、カリフォルニア州、ミシシッピ州などの各州で感染状況が持続的に悪化し、死者が増え続けている。うちフロリダ州が14日に報告した死者は133人と、コロナ流行後の同州の1日あたりの最高値に達した。
経済を回復させ世界を「正常化」させるためには、感染抑制の「カギ」を見つけることが極めて重要だ。世界には新型コロナの特効薬が存在しないため、ワクチン開発が感染症と戦う上で非常に重要だ。
カナダのメディカゴ社は14日、同社が開発した新型コロナワクチン候補がすでに1期臨床試験に入ったと発表した。これはカナダで初めて人の臨床試験に入った新型コロナワクチンでもある。同社の責任者は、10月にワクチンの安全性及び有効性の結果を手にし、2期試験を開始することに期待していると表明した。
米バイオテクノロジー企業のモデルナ社も同日、同社の新型コロナワクチンが今月27日に人体試験の最終段階に入ると表明した。同社によると、今後の研究がすべて順調に進めば、「2021年より毎年約5億本から10億本のワクチンを提供できる」という。
その数日前、ロシア、ドイツ、南アフリカのワクチン開発も順調に進んでいるとの郎報が伝わった。
世界保健機関(WHO)の統計によると、世界では現在100種以上の新型コロナワクチンが開発中だ。しかし科学者は、最初に発売されるワクチンが最も効果的で最も安全とは限らないと警鐘を鳴らした。