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発信時間：2020-07-30 09:30:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   

   プールでカーリングの競技を行う？この不思議な考え方は、北京冬季五輪の準備作業で現実になる。2008年北京五輪で有名になった国家遊泳センター「水立方」は、現在「氷立方」に変わり、北京冬季五輪のカーリング競技を行い、「ダブルオリンピック競技場」になる。

   2019年末、国家遊泳センターは初の「オリンピック基準」の氷を作る作業を終え、初の高水準のカーリング競技を開催した。世界カーリング連合会も「水氷転換」競技場の安定性を認めている。2020年5月、「氷立方」は「水立方」に変わり、氷と水の全過程転換作業が完了した。

   7月28日、国家遊泳センターのプールサイドで、記者は「水立方」が「氷立方」に変身したときの詳しい状況を聞いた。

   北京冬季五輪の招致に成功してから、「競技場の反復利用、綜合利用、長期利用」の構想に基づき、国家遊泳センターは転換可能なリンクを設置するコンセプトを打ち出した。移動可能・転換可能な競技場を建設することにより、プールをカーリングの競技場に変え、水上競技と氷上競技の二つの機能を自由に切り替えることができる。

   しかし、水を氷に変える作業は簡単ではなく、カーリング競技は競技場の安定性、氷の質、平坦度などに対する要求が高く、しかも、競泳とカーリング競技の温度、湿度、日光、声学などの環境要求にも大きな違いがある。

   過去の冬季五輪を例にすると、世界カーリング連合会は競技場の基準について、コンクリート床の上にリンクを作り、安定性と氷の質を保証することを要求している。

   もう1つは、「水立方」はもともとプールで、水温、プールサイドの温度、観覧席の温度が1つの体系だが、リンクに切り替えると、温度場に大きな変化が生じる。氷面の温度はマイナス8.5度で、氷面から1.5メートル離れたところのは10度、観覧席は18度になり、これまでと大きな違いがある。

   この大胆かつ革新的な考え方の裏には様々な努力が必要である。国家遊泳センターは競技場構造、温度、湿度、照明、声学など多くの方面で研究を行い、1年近くの改造を通し、冬季五輪カーリング競技基準を満たす製氷システム、乾燥システム、エアコンシステム、競技照明システム、制御システムを作り出した。

   将来、冬季五輪カーリング競技のほかに、「水立方」は南広場に大衆スケ—トリンクを作り、一般人にも氷上スポーツサービスを提供する。変身した「氷立方」は水上・氷上を融和し、業態をより豊富にする。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2020年7月30日

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