国慶節連休までのカウントダウンに入り、各種の文化観光消費を促進する新措置が登場し、各地は「観光客争奪戦」繰り広げ、オンライン観光企業も販促活動を開始している。国慶節連休を利用し、各方面は文化観光消費の促進に力を入れ、業界の回復は加速すると見られる。
先日、文化・観光部は通知を発表し、国慶節と中秋節連休の観光スポットの開放管理作業を取り決め、観光スポットの観光客入場人数の制限を50%から75%に調整した。また、国家体育総局と文化・観光部は共同で「2020国慶ゴールデンウィークスポーツ観光高品質ルート」として、北京市延慶区の世園ウォーキング高品質ルートや河北省秦皇島市北戴河新区のヨット航海海釣り温泉スポーツ体験ルートなど19ルートを発表した。
各地は文化と観光の回復促進措置を発表している。たとえば、四川省は「国慶中秋にどこに行く?心地よい四川省が招待する」と題した宣伝イベントを開催し、厦門市は2020年中国厦門中秋観光カーニバルを開催し、湖北省は約400カ所のAクラス観光スポットを全国の観光客を対象に無料開放し、新疆ウイグル自治区喀什地区はAクラス観光スポットの入場無料を実施し、ホテルの割引やマイカー観光の支援などの政策も登場した。山西省はデジタルクーポンを発行。第1弾で約1500万元分を発行し、宿泊、飲食、小売りで使用できる。
オンライン観光企業も販促活動を開始した。同程旅行は国慶10億元補助金計画を打ち出し、飛猪旅行は100億補助金計画をスタートし、携程は「旅行会員デー」割引イベントを開催する。
「国慶ゴールデンウィークに今年の観光と消費のピークを迎える可能性がある」。携程の担当者によると、携程の最近のサーチ、予約データを見ると、国慶観光市場はすでにスタートし、国慶節期間の航空、ホテル、観光スポットなどのサイトでの予約件数は増加傾向にある。9月中旬の時点で、国慶節期間の主な航空便の予約件数は200%以上増加し、列車の乗車券予約件数も大幅に増加し、一部では売り切れも出ている。そのほか、全国の高級ホテルの予約もピークを迎え、中でもラサの予約件数は600%の大幅成長となっている。
中国観光研究院が発表した「中国国内観光発展報告2020」によると、省を跨ぐ観光の再開は観光市場に活気をもたらし、各目的地の宣伝イベントが同時期に展開され、複数の好条件が重なり、観光市場の回復が加速している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年9月23日
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