中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏は25日、国務院共同感染対策メカニズムの記者会見で、「世界的な感染状況の深刻化に伴い、国内で散発的な感染が生じるのも、常態化感染対策における一般的な現象だ。完全に回避するのは非常に困難だ」と述べ、次のように指摘した。
我々は一連の措置により、このような散発的な集団感染を減らせる。まず常態化感染対策を丁寧に徹底する。次に観測及び検査を拡大し、直ちに汚染や感染者を発見できるようにする。それから散発的な感染が発生した場合、感染拡大を最小限に収めるため直ちに措置を講じる。他にも高リスク群の識別、緊急性ワクチン使用も類似する現象の発生を予防できる。
一般人については、常態化感染対策を堅持する。具体的な措置としては、密集を減らし、マスクを着用し、こまめに手洗いをし、ソーシャルディスタンスを確保することが挙げられる。特に冬になると多くの環境で風通しが悪くなる。例えば公共交通機関やエレベーターなどの風通しの悪い環境にいる時は必ずマスクを着用する。一般人がこれらの措置を徹底できれば、感染リスクが下がる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年11月26日