旧暦の大晦日から3日前までの列車の切符は例年、購入が特に困難だった。特に人気路線の帰省切符は常に「即売り切れ」で、1枚でさえ入手できないほどだった。
感染症の影響を受け、各地は今年、不要の帰省を回避し現在地で年を越し、人員流動を極力減らすよう要請している。また各地はさらに、春節連休中の帰省者にPCR検査の陰性の証明書を提示するよう求めている。ネットユーザーも「今年は実家で年を越すべきか」について熱心に議論している。多くの人は現在も、「春運」(春節期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の切符購入を静観している。
特殊な背景があり、今年の春運の切符争奪は例年ほどの激戦にはなっていない。11日に公式の切符購入サイトにアクセスしたところ、11日午後5時現在も、2月9日(旧暦12月28日)の多くの人気路線及び列車の切符が余っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月12日