自社開発のワクチンを身をもって試す「中国生物」の会長 「9カ月で約60本分の血を抜いた」

自社開発のワクチンを身をもって試す「中国生物」の会長 「9カ月で約60本分の血を抜いた」。中国生物は昨年3月末に志願者の接種を開始した。国薬集団4級企業党政主要責任者を含む数十人の志願者が腕をまくり、自ら人体事前試験に参加した。中国生物には「自分の家族に打てるワクチンを作る」という言葉がある・・・

タグ:ワクチン 国薬集団 中国生物

発信時間:2021-01-26 16:07:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 新型コロナウイルスが発生し、ウイルスと全人類の「戦争」が勃発した。感染対策の力強い武器として、ワクチンが多くの人から期待されている。このワクチン開発攻略戦において、国薬集団中国生物技術股份有限公司(以下「中国生物」)を始めとする中国企業が先頭を走り続けている。


 新華毎日電訊の記者は、中国生物の楊暁明会長のインタビューを行った。


 質問:「中国ワクチン百年実録」という本は、ワクチン開発が簡単だったことはなく、命をかけた戦いであることを教えてくれる。今回の新型コロナウイルスワクチンの開発もそうだったのでしょうか。


 答え:私は昨年3月23日、当社が開発したワクチンの接種を最も早く受け、初めて身をもってワクチンを試した。新型コロナウイルス不活化ワクチンの接種後、何ら異常は生じておらず、接種した箇所がわずかに痛んだだけだ。接種後に定期的に抗体検査を行わなければならないため、私は9カ月で約60本分の血を抜いた。これは定期的に観察しなければならない血液の指標が多いからだ。1回目の接種から2週目に抗体が検出された。2回目の接種から約2週間で、抗体が高い水準を示した。


 百年に渡り、中国のバイオ医薬品就業者の献身的な精神が絶えず伝承され、引き継がれた。そのうち、「身をもって試す」は一つの伝統だ。新型コロナウイルス不活化ワクチンの臨床試験において、累計で数万人の被験者がワクチン接種を受けたが、その多くがバイオ医薬品就業者だった。この特殊な志願者は百草を嘗めたとされる神農と同じく、自身の実際の行動によりバイオ医薬品従事者としての責任を果たした。当然ながらこれは我々の開発と生産技術に対する自信によるものでもあった。


 新型コロナウイルス不活化ワクチンの早期販売を促すため、中国生物は昨年3月末に志願者の接種を開始した。国薬集団4級企業党政主要責任者を含む数十人の志願者が腕をまくり、自ら人体事前試験に参加した。中国生物には「自分の家族に打てるワクチンを作る」という言葉がある。これは当社の目標であり、当社の自信でもある。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月26日

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