外交部の趙立堅報道官は28日の定例記者会見で、世界保健機関(WHO)の国際専門家チームは本日14日の集中隔離を終え、今後引き続き中国でウイルス起源解明の交流・協力を展開すると述べた。
趙氏は「WHOの国際専門家チームの来中後、国際的な慣例に基づき14日の集中隔離を行ったが、本日終了する。専門家チームは今後、中国側の関連防疫規定の遵守を前提とし、引き続き中国で座談、取材、視察などのウイルス起源の交流・協力を展開する。各種活動はいずれも科学的な起源解明の原則を守り、将来的なリスクの予防、人々の命の安全と健康の保護を最高の目的とすべきだ」と述べた。
米国側の一部から「中国発のフェイクニュースに懸念」との声が上がっていることについて、趙氏は「先入観を持ち、前提を設け、ネガティブに憶測し、さらには政治的な解釈を試みるすべての言行は不適切だ。WHOの専門家チームの中国における科学研究の協力に不要な干渉をもたらし、厳粛な科学の結論を得るための妨げになる」と述べ、次のように続けた。
ウイルス起源解明が持続的な発展のプロセスであり、各地で同時に流行する可能性があることが多くの研究によって明らかになっており、WHOもそう判断していることは周知のはずだ。ウイルス起源解明は複雑な科学の問題であり、科学者は世界で国際科学研究・協力を展開するべきだ。
ウイルス起源解明は国際的な科学研究・協力であり、ウイルスの動物宿主及び感染経路への理解を深め、将来的に生じうるリスクにより良く備え、類似する公衆衛生の危機により良く対応することがその主旨だ。
この全人類の生命の安全と身体の健康に関わる重大問題について、我々は米国側が中国側と共に責任ある態度に基づき、事実、科学、新型コロナ起源解明国際専門家チームの勤労を尊重し、彼らが政治的な干渉を受けずウイルス起源解明の科学研究を展開できるようにすることを願う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月29日