米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は6日、1年以上の都市封鎖と公共生活の規制といった新型コロナウイルス感染対策により、米国人は現在「コロナ疲れ」しており、緩みが生じ感染者が激増しやすい可能性があると警鐘を鳴らした。
ファウチ氏によると、米国は防疫の「重要な時期」を迎えている。AP通信の報道によると、米国の一部の州は防疫規制措置の緩和を検討中だ。
ジョー・バイデン米大統領は6日、ホワイトハウスで談話を発表した際に、「変異株の感染がより急速に拡大している。米国の感染者数が再び増加し、入院者数の減少が止まった。我々は依然としてこのウイルスと生死をかけ競争中だ」と述べた。またこまめに手洗いし、ソーシャルディスタンスを保ち、マスクを着用するよう国民に呼びかけた。
バイデン氏は同日、米国のすべての成人が4月19日までに新型コロナウイルスワクチンの接種資格を得ると発表した。
米国は世界で新型コロナウイルスの感染状況が最も深刻な国だ。ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、北京時間7日午前までの米国の感染者は累計3100万人弱、死者は累計55万人以上にのぼっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月8日