中国疾病予防管理センター免疫計画センター副主任の安志傑氏は、「現在の新型コロナウイルスワクチンの成分には抗生物質が含まれないため、抗生物質アレルギーは接種の禁忌とされない。一般的なアレルギー、例えばアレルギー性鼻炎、花粉アレルギーなどのいわゆるアレルギー体質の場合、ワクチンの成分と直接関係しないため、ワクチン接種の禁忌とされない」と述べた。
安氏はまた「ワクチンへのアレルギーの割合は高くない。比較的よく見られるのはアレルギー性発疹だが、これはすぐに回復する。比較的深刻なアレルギー反応はアナフィラキシーショックだが、発生率は100万分の1以下と低い。しかしながらワクチン接種後はその場で30分様子を見るべきだ」と話した。
中国疾病予防管理センター免疫計画首席専門家の王華慶氏は、子作りを検討している人と妊婦について、「新型コロナウイルスワクチンの安全性の理解によると、子作りを検討している男女は新型コロナウイルスワクチンの接種を受けることができる。通常は慎重を期し、妊婦のワクチンもしくは弱毒性ワクチンの接種を提案しない。今後データが揃えばプランも調整される」と述べた。ワクチン接種後に妊娠が分かった場合も、専門家は「プレママ」に対して中絶を含む特別な医学的措置を提案せず、妊娠中の訪問観察と定期検査をしっかり受けるよう提案している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月13日
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