外観よし機能よし 上海の「15分コミュニティ生活圏」が住民に人気

外観よし機能よし 上海の「15分コミュニティ生活圏」が住民に人気。

タグ:上海 コミュニティ

発信時間:2021-07-04 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

    食事支援から介護、生活サービス政務サービスに至るまで、1つの総合サービス体で全て解決できる。今年に入り、上海市各区に設置された「15分コミュニティ生活圏」はカバー範囲を拡大し続け、すばらしい外観と充実した機能で住民の注目を集めている。


    南翔は上海市北西部に位置する有名な歴史文化の町である。6月25日昼ごろ、76歳の南翔住民の任さんは10分歩いて南翔東コミュニティの「我嘉 隣里センター」レストランに行き、ラーメンを注文した。レジで支払うとき、12元と表示された。


   「年をとり自分で料理しなくなった。この隣里センターは家から近く、価格も高くない。レストランで事前に料金をチャージしておけば、顔認証だけで支払いができる。60歳以上の高齢者には補助金もあり、便利で安い」と任さんは笑顔で話した。


    建築面積1.2万平方メートルの南翔東コミュニティ「我嘉 隣里センター」は、周辺の9つのコミュニティにサービスを提供している。江南水郷のデザインが現代都市のスタイルと合わさり、住民を引き付けている。


    すばらしい外観だけではなく、機能も完備されている。上海市は「人民都市」の要求に基づき、徒歩15分圏内に「生活、仕事、遊び、勉強、リラックス」に快適なコミュニティ生活圏を形成することを打ち出した。機能の改造とグレードアップにより、南翔東コミュニティ「我嘉 隣里センター」は上海市嘉定区の「15分コミュニティ生活圏」形成のモデルになっている。


    施設に入ると、住民の生活を便利にする様々なサービスがある。1階は政務サービスと生活サービスを中心に、「ワンストップ公共サービス」サービス所、我嘉レストラン、コミュニティ衛生サービス所などがある。2階は文化レジャー、スポーツジムに重点を置き、我嘉書店、365百姓フィットネスセンターなどがある。3階は主に党群サービススペースで、組織生活室、党員作業室などがある。


    都市の高齢化が進むにつれ、高齢者への配慮は「15分コミュニティ生活圏」を重点としている。1階の高齢者デイケアセンターには、新聞を読む高齢者、会話を楽しむ高齢者、トランプをする高齢者がいる。昼になると4つのおかずがついた食事セットと休憩スペースを提供する。


   「毎日、孫が学校に行くとここに来てみんなと会話をし、健康講座と文芸授業を受ける。昼食もあるため、とてもよい」と話す62歳の住民蔡さんは、「我嘉 隣里センター」の常連客になっている。


    上海市嘉定区南翔鎮党委員会書記の厳健明さんは、「試行を通し、政務サービス、都市運営、生活サービスを1つの総合施設に集め、周辺住民にサービスを提供するようになった。機能が支持され人気となり、利用者に喜んでもらえている」と話した。


   「我嘉 隣里センター」は1つの縮図である。上海市内の16区も自身のニーズに基づき特徴的なコミュニティ総合サービスを展開し、浦東新区の「家門口」、徐匯区の「隣里匯」、虹口区の「市民驛駅」などがある。


   自然資源部国土空間計画局の李楓副局長は先日開かれた上海市政府記者会見で、2019年に自然資源部は「コミュニティ生活圏計画技術指針」の編集作業を開始したと話した。北京や上海などの計画経験をもとに、この指針は6月9日に発表され、7月1日に実施される。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月4日


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