気候変動の激化、異常気象による死者が増加

気候変動の激化、異常気象による死者が増加。

タグ:異常気象 死者

発信時間:2021-07-09 13:49:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 20年に渡る研究によると、気候変動の激化により世界で毎年500万人超が異常な高温もしくは低温で命を落としており、かつ高温による死者が増加傾向を示している。7日に「The Lancet Planetary Health」に掲載された同研究は、2000−19年の世界の750カ所の死亡率と気温のデータを分析した。この期間中、世界の気温は10年毎に0.26度のペースで上昇した。


 研究者によると、世界の毎年の死因の9.4%が極端な低温もしくは高温で、10万人中74人が命を落とした計算だ。気候変動により、今後も気温と関連する死者が増加する恐れがあるという。


 研究は、過去20年で極端な低温による死者は高温を上回ったが、高温関連の死者が過去20年で0.21%増加し、低温が0.51%減少したと指摘。研究者は、地球温暖化によりこの流れが続く可能性があるとした。


 研究によると、アジアでは260万人が気温関連の疾患で命を落とした。アフリカは120万人、欧州は83万5000人。過去20年で、米国では異常な気温により17万3000人が死亡した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月9日

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