国連のグテーレス事務総長は第1回国連食料システムサミットの席上、「世界で健康な食品を購入できない人は30億人にのぼる。肥満は20億人にのぼるが、4億6200万人の体重が不足している。それと同時に食料の3分の1が無駄に浪費されている。人々は食料への態度を改めるべきだ」と指摘した。25日付シンガポール華字紙「聯合早報」が伝えた。
今回のサミットには農家、漁師、若者、原住民、国家元首、政府、その他の人々が集まった。世界の食料システムを変え、世界を正しい軌道に戻らせ、2030年に全17の持続可能な開発目標を達成することを目指す。これらの目標は国連が2015年に決定した広範な「懸案事項」で、飢餓と貧困の解消、ジェンダーフリーの実現、気候変動への対応などが含まれる。
ニュージーランドのアーデーン首相はサミットの席上、「現地の環境に最も適した作物を栽培すると同時に、貿易の壁を最大限に減らしより効果的に食料を分配するべきだ」と述べた。
世界の3分の1の温室効果ガスが食料生産・加工・消費によって生じており、生物多様性の8割が食料生産によって失われている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月26日