中国でブースター接種が検討中、より持久力の高い抗体を獲得へ

中国でブースター接種が検討中、より持久力の高い抗体を獲得へ。

タグ:ブースター接種

発信時間:2021-09-30 14:15:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国務院共同感染対策メカニズムの29日の会見で、国家衛生健康委員会疾病予防管理局の二級巡視員である崔鋼氏は、「新型コロナウイルスワクチンの免疫強化の関連政策及び具体的な実施の措置の策定を急ピッチで進めている」と述べた。


 28日までに全国で報告されたワクチン接種回数は22億回を超え、全国の10億5000万人弱が間もなく接種を完了する。免疫の壁が徐々に構築されているが、なぜこの時期にブースター接種を計画するのだろうか。


 崔氏は、「免疫の強化は、感染しやすい人々の保護、感染拡大の効果的な抑制に対して重要な意義を持つ。専門家は免疫強化に焦点を絞り十分に研究・論証した。また免疫強化後の臨床試験の研究結果も、免疫強化で深刻な副反応が生じることはなく、中和抗体が急増することを示している」と述べた。


 免疫強化にはもう一つの理由がある。中国疾病予防管理センターの免疫計画首席専門家である王華慶氏は、「新型コロナウイルスワクチンの接種から一定期間後、一部の人の免疫力が低下し、保護効果が弱まるというケースがある。ブースター接種により力強く盛り返すことができる。関連臨床試験により、中和抗体が数倍に増えることが明らかになっている。免疫強化によって生まれる抗体は持久力がより高く、変異株により良く対応できる」と述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月30日

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